【実体験:ツインレイ統合までの道のり】ー自己主張戦争ー

パートナーを通して愛とは何かを学んだ話

私は日々の出来事を忘れない為に思い出手帳というものを記録しているのですが、今回久しぶりにブログを書くにあたって彼といざこざしていた頃の思い出手帳を読返してみると、彼の突然変異が起こってからの一年間はひと月のうち半分以上はケンカしていた事がわかりましたw

二年、三年と時が経つごとに落ち着いていきましたが、初めの頃は私も彼も自分という人間を理解して受け入れてほしいという事に必死だったんだなぁと今になってみて思います。

私はもともとパートナーとなるような親しい相手に対して自分の感じた事や意見などを率直に伝えるタイプなのですが、彼はあまり自己主張をしない人だったのでバランスが取れて上手くいっているように見えていたのだと思います。

が、彼の突然変異によりバランスが崩れ自己主張戦争に突入したのだと思います。

こちらのお話の続きです。

争いというものは双方の意見の折り合いがつかない時に相手の意見や背景を理解しようとせずに自分側の意見だけを主張する事によって生じるのだと思いますが、当時の私達はまさにこの状態でした。

私としては、優しくて穏やかだった彼が突然感情の起伏が激しくなり怒ったり私の聞きたくない意見を述べるような人になってびっくりしたし、そういった彼の態度や言葉によってこんなにも傷ついた私の心に対して謝罪してほしい!という思いを抱えていました。

けれども彼は「しゃーないやん。変わってもーてんから。それでしんどくなるのはあんたにも原因あるんちゃう?今になって全部返ってきてるだけやと思うで。」という感じでした。

それを聞いて私は(勝手にキャラ変しておいて何をゆーとんのや、こいつは!!)と相手の言う事に対して全く聞く耳を持たず、早く元の彼に戻ってほしいという一点張りでしたが一年程経った頃ようやく全面的に相手が悪いという思考から自分の内面に目を向けるという思考に変化していきました。

その頃私は彼との戦争生活に疲れてきたので、資格を取ったり旅にでも出ようと自分のやりたい事に集中する為に一旦彼の元を離れる事を決断しました。

彼と付き合う前は旅をしながら自分の好きな土地で働くという生活をしていた時期もあったのですが、付き合ってからは基本彼と同じ場所に住んでいて、突然変異前はもういつでも結婚したい!というモードに入っていたので(旅暮らしももう卒業やなぁ〜!)という気分でしたが、戦争疲れで(次は海外版旅暮らしでもするかぁー!)と脳内スイッチが切り替わりました。

そうして私が彼の元を離れた後に彼と電話で彼の突然変異について改めて話す機会があったのですが、その会話の中で私がまた「変わる前は一緒にいて毎日楽しかったし幸せやった。早く元に戻ってほしい。」というような事を言ったのですが、それに対して彼が「確かに俺は変わったよ。でも俺は今の方が良い。変わる前は自分が今後どうやって生きていけばいいとか何がしたいとか自分の事が自分でわからんかったしずっとモヤモヤしててお先真っ暗やったし。今は自分がどうしたいとかがわかる。今の方が幸せや。」と答えたのです。
「え?〇〇(彼)は変わる前私といて幸せじゃなかったん?」と聞くと「うーんそうやな、全く幸せじゃなかったわけじゃないけど、幸せとかより不安の方が大きかったかもな。」と彼は答えたのですが、その答えが私にとってはとても衝撃的でショックを受けたのです。

(がーんんん!!そーなんや!一緒にいて幸せやと思ってたんは私だけやったんや!あほみたい!あほみたい!!)と心の中半泣きで電話を切りました。

その後、私が幸せだったと思っていた記憶を思い返してみると、確かに私はいつでも楽しそうにしていましたし、楽しい!幸せ!と彼に伝えていましたが、そういう瞬間の彼の表情や返答に思い出意識をフォーカスして拡大してみると、なんと彼は浮かない顔や曖昧な返事をしているではありませんか!

私が「なーなー、幸せ!」と言うと「そうやな」と言いながら少し困ったような顔をしていた過去の彼の姿にやっと気がつきました。

(あぁ、そうか。私が感じていた幸せはもしかすると彼の我慢の上に成り立っていたのかもしれない)

いつも私が自己主張して、それを彼は受け止めてくれて、てっきり私は彼もそうしたくてそうしていると思っていたのですがそれは彼が自分の意見や感情をあまり表に出さなかったので賛同しているように見えただけで、実際には彼の意見や感情は存在していたのです。

彼自身が自分の本当の意見や感情に気がついていたかどうかは別として。

そりゃ受け入れてもらう方は居心地ええわなwとこの一件でやっと自分の彼にしてきた振舞いの数々を振り返る事が出来ました。(遅っ!)

後になって彼が言っていた事ですが、当時私はわがまま放題で彼に甘えきっていたのですが(自覚なし)、それでも彼は彼が何も言わなくても私がいつかそういう私自身に気付いて解ってくれるだろうという確信があったそうです。

なので、わがままを受け入れる事が大変な時もあったけれど基本は静観する事にしていたそうです。

いや、言いたいことあるならその場で言わんかいっ!と言いたいところですが、当時の彼の性格的にそれが出来なかったんだなと今なら解ります。

人間の性格として自己主張が得意な人と苦手な人の二種類に分けられると思うのですが、周りの夫婦やカップルを見てもこの自己主張が得意な人と苦手な人の組み合わせで成り立っている事が多いなと感じます。

それでバランスが取れている内は良いのだと思いますが私達の場合、私は彼のそういう性格に甘えすぎてしまっていたし、彼も自分が我慢して苦しくなる前に自分の主張をするという事をしなかったという風にお互いが自分の性質に偏り過ぎていました。

「あのままやったら俺色々耐えきれへんくなってたと思うし関係も破綻してたと思う」と、これも後になって彼が言っていましたが、そう言われてみると確かに私のわがまま(を通り越した彼に対する所有物感)も歯止めが効かなくなっていたかもしれないし、彼も我慢のしすぎと自分の感情を内に溜め込みすぎてどうにかなっていたかもしれません。

彼の突然変異くらいのショックが無いときっと私はあのままなんの成長も出来ずにいたかもしれないし、自分を見つめて深いところまで内省する思考を身につける事も出来なかったかもしれないと思うと、然るべきタイミングで変わるべくして変わったんだなぁ、ありがたや、と思います。



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