森は生きている

日々の気づき

樹木には精霊が宿っていると言われるように、意識や感情があり、通常人間よりも高い波動を持っているそうですね。

そして地下に隠れている無数の木の根同士が繋がっていて、木の根を通じて樹木たちが会話をし、情報共有をしているとの事です。

その上なんと音楽を奏でる事も出来るのです!

樹木の生体電位を人間が聴き取れる周波数に変換すると音楽になるそうです。

森の木々がおしゃべりを楽しんでみんなで歌を歌っているなんてとても素敵で可愛らしいですね。

北イタリアのアルプス山脈の麓の町にあるダマヌールというコミュニティの方々が1970年代より30年以上にわたって植物が奏でる音楽について研究されています。

こちらの動画はBruce Starrさんという方によって2011年に撮影されたものです。


https://www.youtube.com/watch?v=pUTjCPiCTw0


木といえば以前何かの本で、北欧の国の人々は自分だけのMother Treeを持っているという事を知りました。

故郷に生えている自分のことを昔から知っているような親しみのある木をマザーツリーと呼び、嬉しいことや悲しいことがあるとそのマザーツリーに話をしに行くそうです。

まるで木と友達みたいですね。

でもなんとなくその感覚がわかる気がします。

誰しも幼い頃よく遊んだ山や、木々の生い茂る公園や森などの思い出の場所の一つや二つはあるのではないでしょうか。

私にも毎日のように遊んでいたどんぐり山という思い出の場所があるのですが今でもたまに訪れるとなんとも言えない懐かしい気持ちと安心感でいっぱいになります。

このように木々は人間の情緒に訴えかける不思議な力を秘めているのですね。

森林セラピーなどは樹木のそういった能力の最もわかりやすい形のひとつではないでしょうか。

森の中を五感を使って散策すると健康に対して様々な効果がある事は一般的にも広く知られていますが、これはやはり人類が森と共に生きてきた歴史がDNAとして記憶されているからではないかと思います。

サハラ砂漠もかつては森林地帯であった可能性が考古学者のDavid K. Wright氏(2020年現在ノルウェー・オスロ大学教授)により提唱されています。

一万年前にはサハラ砂漠は緑豊かな場所でしたが、新石器時代の人口と家畜の増加により砂漠化が引き起こされた可能性があるという説が2017年に科学雑誌フロンティアに掲載されました。https://blog.frontiersin.org/2017/03/14/did-humans-create-the-sahara-desert/


太古の昔に地球は緑の星と呼ばれていたそうです。

美しき緑の星という映画もあります。


海に行くと元気になるタイプの人もいますけどね。

海と山のもらえるパワーのジャンルが違うので両方好きですが私は断然山や森派です。



ドイツに住んでいた時にお気に入りの公園がありました。

公園といっても広い敷地内に小川や池などもあり、どちらかというと森といった雰囲気でした。

こんな池があったり
公園というより森です

ちょうど色々な事が重なって気分が落ち込んでいて癒されたいなぁーと考えながらGooglemapを眺めていて見つけた場所です。

私は国内でも海外でも知らない土地で森に行きたい時はGooglemapの航空写真を見て緑が生い茂っている場所の中で良さそうな場所に適当にピンを立てて行くというスタイルです。

公園に着いて気持ち良いなぁと思いながら木々の中を歩いているとなんとなく一本の木が目に留まりました。

その木は散策路から少し外れた小高い場所にあって、普通に歩いているとその木に続く道には気付かないんじゃないかと思います。

これ

なんだか呼ばれたような気になって近づいてみるとちょうどいい感じにお座り下さい的なスペースが木の下にあったので座ってみるとすごく居心地が良くてそのまましばらくそこで数日間ためこんでいた色んな感情を解放しました。

まるでその木に話を聞いてもらっているような感覚になって、北欧の人たちのマザーツリーの話を思い出しました。

この方が私のマザーツリーです。

優しく包み込んでくれるような佇まいです。

ひとしきり休息して(初対面なのに話を聞いてもらって申し訳ないね、ありがとう)という気持ちになっていると、不意に上の方から木の実のようなものがふたつ私の左右に落ちてきたのですが、あまりにも絶妙なタイミングで、励ましてくれてるんだと思わずにはいられませんでした。

そしてまわりの木々も風でさわさわと揺れていて、いい匂いでその場が満たされていて景色も全てが美しく感じられて感謝の気持ちでいっぱいになりました。



そしてまた歩き出してしばらくすると森を抜けて今度は高架トンネルがありました。

そのトンネルにはグラフィティなどの落書きがあり、あまり良い雰囲気では無い感じがしたのですが、そのトンネルの先にもまた森が広がっていて道が見えたのであまり深く考えずに進んでみました。

するとトンネルを通っている最中から空気が変わっていくのをなんとなく感じました。

Google先生情報によるとトンネルを抜けてまっすぐ行くと国道に繋がる道のようでしたが右にも地図に載っていない道があったのでそちらの方に進みました。

こちらは国道に繋がる道。
この道ではなく先生も把握していない右の道に行きました。

少し進むとわずかに拓けた場所に出たのですがそこの森全体が薄暗く精気の無い空気に包まれていました。

中央に私の背丈くらいあるアブラナ科のような植物の群落があったのですが、なぎ倒されている部分があったりほとんどが枯れてしまっていて花の墓場のようでした。

本当はもうその時点で本能が引き返した方がいいと警告アラートを出していたのですがアブラナ群落の先に急な坂があり丘のようになっていてその上の景色がどうなっているのか見てみたいという好奇心が勝って登ってみたのですが何も無い草原がただ広がっていただけでした。

苦労して登った先に広がっていた草原。。

なんとなく肩透かしをくらった気になりながら帰ろうと歩き出したところで右足首を何者かに二ヶ所刺されたような痛みに襲われました。

毛虫?いったー!!と言いながら、走りたい衝動を抑えて(焦ってもいい事ないし落ち着け、大丈夫)と言い聞かせて急な下り坂を慎重に降りました。

しかし内心はもう、その森に光が入らないのでずっと暗いし花死んでるしへんなトカゲいるしハエいっぱい飛んでるし早く抜けたくて仕方ありませんでした。

ようやく坂を下り切って走り出すと今度は木枝が刺さってきたりポケットに入れていたカメラを落としたりで散々でした。

やっとの思いでトンネルを抜けると急に視界も明るくなりさっきまでとは別次元のような穏やかな日常に戻ってきたような感覚になりました。


いや、ほんま怖かったですよ。

久しぶりに焦りました。

空気おかしかったですもん。

マザーツリーのある森と地図に載って無い道の先にある森と場の空気が真逆すぎて、たった數十分の間に光と闇の世界の両方を見た気がしました。

ディズニーの白雪姫で森の中を走って逃げた後に美しい森に辿り着くシーンがあるんですがまさにあんな感じでした。

ちなみに毛虫に刺されたかと思った足首の痛みはその後赤くもなく腫れる事もなくなんともなっていませんでした。

足首は服に覆われていたのであんなに痛みを感じるなら少しくらい痕が残っていてもおかしくないのですが。

もしかしたら、マザーツリーの元で私自身が浄化された状態で闇の森に足を踏み入れたからたくさん攻撃を受けたのかなと思いました。


やはり植物や樹木にも意思があって個々によって放つエネルギーの質が違うという事を身をもって体感しました。

そのエネルギーによって場の空気が作られているという事も。

生きているんですね。

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