【実体験:ツインレイ統合までの道のり】一瞥体験するとどうなるの

パートナーを通して愛とは何かを学んだ話
こちらのお話の続きです。


これまで彼の突然変異について私目線でお話して来ましたので、その時彼の身には何が起きていたのかを書き記していきたいと思います。

このお話を書くにあたって再度当時の事をいくつか彼に聞き取り調査を行いましたのでまずは簡単にインタビュー形式でお届けしたいと思います。

記者:天天 以下天
取材対象者:彼氏 以下彼

天「なぁなぁ、なんで急に変わったん?」
彼「え、もう何回も言うてるやん、スポーツについて考えてたら急に閃いたの!」
天「閃いたからってなんで人格まで変わるん。」
彼「閃いた事が嬉しくて脳が元気になったから。」
天「元気になったって別に人のこと見下さんでえーやん、あの時のあんた人のこと批判する事多かったで。」
彼「うーん、その時はそう思っててん。」
天「調子乗ってたってことやな。脳が元気って何?どういう感覚?どんな風にそうなったん?」
彼「閃いたら頭がクリアになって脳がスパークして覚醒する感じがした。」
天「それまではなんなん?寝てたん?」
彼「何回も言うてるやん、ずっと自分が何して生きていけばいいかわからんかったって。もやーっとしてたけどそれがなくなったの。」
天「それで何で感情の起伏が激しくなるん。」
彼「あの時はまだ新しい価値観を見つけたばっかりでそれに自分が適応出来て無かったんかも。生まれたての赤ちゃんみたいな感じ。」
天「その感覚はどれくらい続いたん?」
彼「2週間くらいかなぁ。だんだん薄くなっていって今はもうあの時の感覚は曖昧になってきてる。」


※これまでにも同じような質問は何回もしてますw
https://tenten555.com/sports/←以前にも少し書いたのですが、彼には長く取り組んでいるスポーツがあってその道で生きていくか普通に就職するかで悩んでいたそうです。


何故突然脳が覚醒した状態になったのか、きっかけはもちろんスポーツに関しての閃きですが、それ以上の事は彼にもわからないようです。

何かのクスリでも知らない間に飲まされたのかと思ったほど、ずっと頭が働いていて全知全能感満載で色んな事柄の真理のようなものが解った気になっていたと言っていました。

突然変異を起こした当時もこの様な事を彼は喋っていましたが、言ってる意味がわからず周りも私もドン引きでした。

ただ、ずっと後になってこのような事を調べているうちに一瞥体験というものがある事を知りました。

一瞥体験という言葉が広辞苑にもWikipediaにも載っていなかったので検索で一番目に出てきたサイト様から引用させて頂きます。

一瞥体験とは宇宙の本質や悟りの世界をほんのわずかな時間垣間見ることで一時的にせよ覚醒する体験のことです。
人により体験の仕方は様々ですが、安らぎを得たり、世界観が変わったり、喜びにあふれたりします。
一瞥体験が持続するとノンデュアリティという境地に至り、喜びに満ち溢れるだけではなく、ネガティブな感情からも解き放たれます。

https://amaterasu49.media/archives/20531

一瞥体験について調べていると悟り、覚醒体験、ノンデュアリティ、ワンネスなどの言葉が散見しますが、私なりに解釈しますと、何かのきっかけで覚醒し悟りという境地に触れる経験を一瞥体験と呼び、悟りの境地の一環としてノンデュアリティという概念を理解する事が出来るとその先にワンネスという意識があるという事かと思いました。

以前タイのチェンマイ方面のさらに奥地の村を旅していた時に、その地で仙人と呼ばれている方との出会いがあり、手作りチャパティをご馳走になりながら色々とお話しをさせて頂く機会がありました。(チャパティめちゃくちゃ美味しかった)

タイ北部の村
スペシャルジャムのせチャパティ

何かの話の流れで、その方がヒマラヤにいる時に突然自分の意識がまわりと一体化したような感覚になり(←これ以上の表現を私の言葉では言い表すことが出来なくて悔しいです)その体験から物質世界に執着がなくなり働くことをやめたと言っておられました。(家も珪藻土を使って手作りでした。絵画を描いてたまに個展を開いているそうです。)

その数ヶ月後日本にある行きつけだったオーガニックヴィーガンのごはん屋さんでたまたま友達におすすめされていた“聖なる予言”という本が置いてあるのを見つけて、「持って帰って読んで良いよ」との事で三日間だけ借りて読んだのですが、その本の第五章にも神秘体験として仙人の話と同じような物語が書いてありました。

その後もこういった体験について調べていくと、一般的にこうした一瞥体験や神秘体験の渦中では大きな愛に包まれているような安らぎや多幸感があることを知りました。

今となっては私の彼の体験も一種の一瞥体験だったのでは、という考えに落ち着いているのですが当時はそのような安らぎや愛の光に包まれている感とは真逆のところにいたので、彼の体験と一瞥体験がイコールに結びつくまでに長い時間がかかりました。

彼の場合は安らぎや宇宙との一体感などは無く、脳が活性化している事が印象的だったようです。

一瞥体験中は自分自身が悟りの境地にいると錯覚して、悟っていない人と自分を区別する事があるらしいのですが私の彼はまさにそのような感じでした。

当時の私はスピリチュアルのスの字もないような生き方をしていましたが、おぼろげながらも“本当に悟った人であればどんな状態にある人にも何の判断も下さず、全てを受け入れる器があるはずだ”という考えを持っていたので、正反対のように見受けられる態度の彼を見ながら違和感を抱いていました。

そしてその違和感はそのまま彼に伝えていました。

早く元の彼に戻って欲しくて、日替わりで「なぁ、ほんま急にどうしたん?そんな人ちゃうかったやん、なんで人のことそんな風に言えんの?何様なん?みんなに頭おかしくなったって言われてるで、前の〇〇(彼)の方が良かった、前の〇〇(彼)に戻ってや、〇〇(彼)が変わってから全然幸せじゃないし楽しくない、変わる前は最高の相手やと思ってたのに今は全部嫌いや、もう何も聞きたくない、喋らんといて」というような事をローテーションでぶつけていましたw

彼は彼で、おそらく自分が新しく見つけた価値観に私の生き方や思考が合っていない事と自分の話を理解してもらえない事がもどかしかったんだと思います。

「おまえは人間ゼロ点や」と言われた事もありました。

人にゼロ点とか言う方がゼロ点なんですーー!!と言ってまた喧嘩が始まる毎日を送っていました。

何ヶ月かそんな生活が続いてほとほと疲れて果て、「もう知らんわ、ほっとこ。」という段階に入りました。

ただ、“別れる”という選択肢は浮かびませんでした。

それは過去の彼に見返りのないたくさんの愛情をかけてもらった記憶が私の中にたくさん残っていたからです。

これを私は“思いやり貯金”と呼んでいました。

突然変異して感情爆発の鬼みたいになってしまった彼との生活は大変でしたがそれよりも思いやり貯金の方がはるかに多かったのです。

それに加えて、彼に突然変異が起きた理由と彼に入り込んでいる何かがいるならその正体を突き止めたかったので、今ここで放り出したら後悔すると思い、彼が今後どうなっていくのかしばらく観察しながら様子を見ることにしました。

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