自分と繋がるとは

日々の気づき
こちらのお話の補足です。



私なりの解釈は自分の感情や思考を自分自身が認識し理解出来ている状態かと思います。

人間生きていると辛いことや悲しい気持ちになることがあると思いますがそういった時に辛くてしんどいからといって自分が感じている感情に蓋をしたり目を背けて気付かないフリをしているとだんだん自分の本当の気持ちがわからなくなり、そうなると自分で自分自身のことがわからなくなります。

自分が本当はどうしたいのか、何を思って何を感じているのか、自分のことなのに自分の意見が出てこなくなります。

自分の意見が無くなると他人軸で生きるようになります。

自分以外の誰かに褒められたり認められたりする事が生きる目的になり、自分以外の誰かの意見に振り回されるようになります。

たとえその他人の意見が自分にとって居心地が悪くても大勢が“それが正しい事だ”と言えば自分の頭で考えずに鵜呑みにしてしまいます。

こんなに悲しい事があるでしょうか。


“自分と繋がる”ことには特別な技術も高額なセミナー費用も必要ありません。

ただ、今、この瞬間に自分の心が何を感じているかを認識するだけです。

それの繰り返しと積み重ねです。

ありきたりですがまず美味しいご飯を食べた時に(おいしー!幸せ!)という気持ちを思う存分味わってみる。(個人的に目を瞑って食べると美味しさ倍増です。あと色んなおかずとお米を全部一緒に食べると色んな味がして楽しい。)

私は本気で食べ物の味を味わっている時に他の事が同時に出来ません。

例えば女子会や友人との会食などではその場にいるメンバーが交互に自分の近況などを話すと思うのですが、私は基本めっちゃ喋るんですが注文した料理が運ばれて来たタイミングが自分の話のターンでそのまま自分が話しを続けなければならない場合が苦手です。

話をしていると料理の味がわからないのです。

おそらく脳を使いながら話しているからだと思うのですが、ちょっと高めのお店で食事していてこのパターンになった時などは料理の味がしなくなるのが本当に悔しいです。

そういう時は大体「まず食べてからでいい?食べてから話の続きするわ」と言います。

何人かの友人に“話していると味がわからなくなる事があるか”のアンケートを取ったのですが思いのほか味がわからなくなるという人は少なかったです、みんなすごい。


他には温泉や自宅の湯船に浸かった時の心地よさ、青空と新緑のコントラスト、昇ったばかりの満月、朝の鳥のさえずり、雨の降る音、そよ風、自然の香り(金木犀推し)、などに意識を向けてみたり。

一般的に“休みの日に布団の中で今日が休みということに気がついて二度寝する瞬間”の幸福度はかなりのもののようですね。


反対に何か嫌なことがあった時には、何故その時自分は嫌だと感じたのかその原因を自分の中に探ります。

自分が嫌だと感じたという事は他人ではなく、他でもない自分の中に原因があります。

例えば上司に理不尽な対応をされた時、上司に対して怒りの感情が芽生えるかもしれません。

では何故怒りの感情が芽生えるのか。

それは上司に理不尽だと思える対応を取られた事で、自分に価値が無いかのように軽く、雑に、扱われたような気持ちになったからだと思います。

ですがきちんと自分と繋がって自分の事を評価出来ていれば上司の対応は上司がしたことでその事について自分が腹を立てる必要は無い事が解ります。

自分の価値は自分が決める事であって上司の対応によって決まる事ではありません。

そもそも価値が無い人なんて誰一人としていないと思います。

ただ、上司の言葉なり態度なりに傷ついたのであれば、辛かったとか悲しかったとかその時に感じた感情は一人でゆっくり噛み締めると良いと思います。

一度きちんとそういった感情に向き合うとその出来事自体が過去の事となり、執着せずに済みます。

しかし自分のそういった作業よりも明らかに上司の理不尽と思える対応の方がペースが早くて自分の気持ちが追いつかなくなる場合は上司に対して何か策を講じるか、環境を変えると良いと思います。

ですが視点を変えると上司の対応が実は理不尽では無い可能性もあります。

上司には上司なりのそうせざるを得ない理由があるのかもしれません。

それはもしかしたら上司自身もそのまた上司に理不尽な対応を取られているのかも知れませんし、配偶者との不仲が原因かも知れませんし、自分の行いが上司の勝手な期待に添えなかったからかも知れません。

要するに知らんがな、という事です。

自分の行いが招いている場合は自分自身でそうなってしまった原因を取り除くように行動すれば良いだけの話なので、上司の対応に自分の感情が振り回される必要は無いという事です。

人間関係のいざこざは人生に付き物かと思いますが、そんな時こそ自分の事を知る良い機会ですし、相手の背景を想像する力を養う時だと思います。

まぁ、そんな悠長な事言っていられない時なんて多々ありますがw

自分と繋がる事は必然的に自己肯定感が高まる事にも繋がりますので繋がっておいて損は無いと思います。

ヨガや瞑想や坐禅などを取り入れている方もたくさんいますね。

私はヨガや瞑想や坐禅などをした事は一度も無いのでその世界の詳しい事は知らないのですが、ヴィパッサナー瞑想の施設に行った事のある友人の話などを聞くと今の自分には想像がつかないくらいの自分自身を感じる感覚が味わえそうだなぁと思います。

私は今のところヨガや瞑想はしていませんが、お風呂に入っている時や眠りにつきながらその日の出来事や過去の記憶を振り返る事があります。

何か特別な感情を感じた日や忘れられない出来事を思い出した日などはその時の感情や状況をもう一度じっくり思い出します。

昔は彼との喧嘩の内容などを寝る前に振り返っていらいらしてそのまま眠れなくなってしまった事がよくありました笑
逆にお風呂で喧嘩の事を振り返ると、(お風呂からあがったらもう一回思ってる事言ってやろ!)と思いながらいらいらしていたのが髪や顔を洗っているうちに身も心もさっぱりしてお風呂からあがる頃にはどうでもよくなっている事が多いです。

お風呂で色々と思考を巡らせていると、自分が今後どう行動していきたいかなど何かと閃いて次のステップに進める事もよくあります。

なので、嫌な出来事や悲しい感情などはお風呂で、楽しかった出来事や嬉しい気持ち、懐かしい記憶などは眠る前に振り返ると良いと思います。

日々湧いてくる自分の様々な感情をしっかり見つめて、これからも自分が心地良いと感じる瞬間にたくさん意識を向けて生きたいなと思います。

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